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健康診断

結果の見方



基本測定

身長・体重測定

太りすぎは、高血圧、糖尿病、高脂血症、脂肪肝、痛風などの誘因になることがあります。 標準体重維持の努力をしましょう。
BMI指数とは、国際的に通用する体格指数として用いられている概念です。
BMIによる肥満度の判定は、身長でなく体脂肪と強く関連するとされます。

BMIの求め方

現在の体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=BMI指数

血圧測定

高血圧は生活習慣病の代表的な疾患です。体重のコントロール、ストレスの防止、運動、塩分制限に心がけましょう。
血圧は落ち着いたときに測るようにしましょう。
健診や病院で医師、看護師の前で測定すると「白衣性高血圧」といって、いつもより上昇する人がいます。高めの人は自宅でも自分で血圧を測るようにしてください。

高血圧は肩こり、頭痛、めまい、動悸などが主な症状です。しかしまったく症状のない方が最も多いです。高血圧は血管の老化、動脈硬化に最も影響があります。症状がないからといって放置すると脳卒中、心筋梗塞などの致命的な病気を引き起こします。一回の血圧測定で、血圧が基準値より高かったからといって高血圧とはいえませんので、何回か測定する必要があります。高血圧と診断されたら、放置せずに生活習慣を改善する必要があります。

生活習慣改善チェック

塩分のとり過ぎ、タバコ、肥満、ストレス、運動不足、飲酒、寝不足、過労が主な原因です。
タバコは血圧も上昇させますがそれ自体発ガン性もあるので禁煙がベストです。ニコチンパッチなど病院で処方を受けて禁煙を成功させましょう。

自宅で血圧を測定する(白衣性高血圧) 血圧は変動しやすいものです。特に健康診断や人間ドックなど病院や職場で測定すると、いつになく高い血圧の値を示すことがあります。できれば高血圧といわれたら自宅で血圧を一日に何回か測定して自分の血圧の変動パターンを知る必要があります。自宅にて130/85以下であれば医師の前でのみ血圧が高い白衣性高血圧の可能性があります。

視力測定

眼鏡等をお使いの方は健診時にお持ちください。
糖尿病、網膜剥離等が背景に存在する場合があります。

視力検査

視力の低下や見え方の異常は老化だけではありません。特に治療を必要としないものから、緊急に治療が必要なものまで様々です。視力の衰えなど見え方に変化が見られたら、眼科を受診してみましょう。最近はVDTの作業による目の酷使、更にそれらの作業の際に適した視力がないために肩こりなどを惹き起こすことがあります。

眼底検査

眼底の血管は、直接血管の状態を見ることができます。また、脳の血管と非常に良く似た変化を示すので、ここから脳の血管の状態を推測できます。 また糖尿病による糖尿病性網膜症、高血圧が原因の眼底出血、更には緑内障、白内障や黄斑部変性症なども見つかることがあります。

眼圧検査

眼圧検査は目の圧が高くなることにより生じる緑内障という病気の発見のために行われます。緑内障は他の生活習慣病と同じように最初は眼圧が高いのを放置しても問題ありませんが、次第に周辺の視野が失われてついには失明に至る恐ろしい病気です。

聴力測定

難聴の有無、その程度を検査します。 所見が認められる方には精密検査をお奨めします。 急激な視力低下には注意が必要です。 会話の周波数(1000Hz)と高音域(4000Hz)の検査を行います。高音域は早い人で30歳代から低下が始まります。急に耳が聞こえなくなったときは耳自体の病気や脳の病気の可能性があります。また騒音がひどい職場で長い間働いていた方も4000Hzの聴力が低下することがあります。

診察

問診

今までに入院、手術を要するような大きな病気になったことがあるか(既往歴)、 現在の医療機関受診、服薬の有無(現病歴) 御家族、御親戚にがんと診断された方がいらっしゃるか(家族歴) などをお聞きする場合があります。

視診・触診

眼瞼結膜の色調(黄疸・貧血)、頚部リンパ節・甲状腺の腫脹・腫大などをスクリーニングします。

聴診

肺雑音・心雑音の有無、程度をスクリーニングします。

血液検査

肝機能検査

採血検査により、血糖(糖尿病スクリーニング)、コレステロール(高脂血症スクリーニング)、肝機能、腎機能、貧血の有無などを検査します。

肝臓は、たんぱく質の合成、糖分や脂肪の貯蔵、胆汁の生成、有害物質の解毒・分解など、様々な働きをする重要な臓器です。病気になっても症状が現れにくく、肝臓は「沈黙の臓器」といわれています。

お酒は様々な肝臓病と関係があります。飲みすぎると脂肪が肝臓にたまり、脂肪肝になってしまいます。また肝機能検査の中には肝臓と関連する胆のう、すい臓などで異常が出る場合があります。精密検査や再検査の指示があったときは必ず受診ください。
肥満があり以下の検査数値が高いときはまず体重の減少を試みてください。

ウィルス検査・血清検査

ウィルス検査

慢性肝炎や肝硬変、更には肝臓ガンの原因といわれているB型、C型肝炎ウィルスの感染のチェックを行います。
B型肝炎の抗原と抗体の検査がありますが抗体検査にて陽性の場合は過去に感染の機会があったことを示しています。
抗体が陽性の場合には今後B型肝炎にかかることはありません。また海外などに行くときはB型肝炎の抗体が陰性の方はワクチンがありますので接種をお勧めします。

脂質検査

高脂血症とは、血液中の脂肪分、つまりコレステロールや中性脂肪の量が多い状態を指します。
どちらも体に必要ですが、多すぎると動脈硬化を引き起こし、高血圧、更には脳卒中や心臓病の原因となります。
食事、生活のポイントは イワシなど青背の魚は善玉コレステロールを増やし、血栓を予防します。肉の脂身、卵(魚卵も含む)や生クリームは控えめに動物の肝臓(レバーなど)やチーズも控えめに、適度なお酒は良いですが飲みすぎは中性脂肪を増やし逆効果です。肥満・喫煙は良くなく、積極的な運動が血中の脂質の改善に有効です。

採血の時間の影響について 血液中の脂質の量は採血をした検査時間に影響されます。 特に中性脂肪は正確には12時間以上空腹である必要があります。 コレステロールは採血日前の2~3週間の食事に影響されます。 この間にコレステロールが高い食事をとったときは血液に影響が出ます。

糖尿病検査

糖尿病は尿の糖、血液の血糖が高い状態の時疑われます。
食事をした直後は血糖が高くなりますので、少なくても食後5時間以上、できれば8時間以上で採血をしてください。 糖尿病は、ほかの生活習慣病同様にほとんど自覚症状もないままに進行していきます。 血糖値の高い状態が長く続くうちに様々な合併症や併発症を引き起こします。網膜の血管が破れて失明したり、脳や心臓、腎臓の血管が侵されると脳卒中、心筋梗塞になります。

前立腺ガン検査

前立腺は男性のみにある臓器です。この前立腺からは前立腺肥大や前立腺ガンが生じます。血液のPSAを測定することにより極めて早期に発見が可能となりました。前立腺ガンは男性のガン死亡の第7位と近年すさまじい勢いで増えています。欧米では第2位の死亡率で今後も増えていくと予想されます。40歳を過ぎる男性は是非受けたい検査の1つです。

尿検査

検査紙を用い尿中の糖・蛋白・ウロビリノーゲンを測定します。

尿糖:血糖値が一定の値を超えると腎臓から尿中に糖が排泄され陽性となります。 ただし腎機能異常のため血糖が正常範囲内でも尿中に排泄されることがあります。 このため、血糖検査に注意が必要です。
尿蛋白:腎臓、尿路系の異常で陽性になります。 健康な人でも、激しい運動後に認められることがあります。
尿ウロビリノーゲン: 尿中ウロビリノーゲンは、正常者でも(±)程度は認められます。 肝臓、胆道系の障害や便秘時に増加します。

腎臓病は肝臓病同様に自覚症状が現れないのが特徴です。 腎機能に異常が認められたら、悪化する前に早期治療で進行の速度を緩めることが大切です。症状が悪化し、慢性腎不全になると、人工透析や腎移植をしないと生命にかかわることもあるからです。
腎臓病をなくすためには、定期的に健診を受けて生活習慣を改善するようにします。風邪を引いたときは”たかが風邪”と思わないで出来るだけ医師の診察を受け適切な検査、治療を受ける。腎臓の結石は尿酸が高かったり、感染があると出来やすいので尿酸が高い人は生活習慣を改善したり尿酸を下げるお薬を服用します。

便潜血検査

この検査は便の中に人の血液が混じっている(陽性)か、いない(陰性)かを調べます。 陽性であれば、大腸ガンなど大腸疾患の可能性はありますが、陰性でも大腸の病気は存在することがあります。

胸部X線検査

胸部のレントゲン写真を撮影します。
肺疾患(肺がん、肺気腫など)、心肥大の早期発見に有用です。 以前は肺の検査といえば結核が主な病気でしたが近頃は肺ガン、肺気腫、慢性気管支炎など喫煙、大気汚染に由来する疾患が増えています。特に肺ガンは増加が著しく喫煙本数が多くて肺ガンが心配な人はヘリカルCTによる肺ガン検査をお勧めします。一般の胸部X線検査では肺の2/3程度しか見えず、小さな肺ガンは見えない可能性があります。 肺機能に異常が生じると、せき、息切れなどの症状が見られます。しかしこうした自覚症状が現れない場合もあるので、年に一回は検査を受けましょう。特に喫煙者は禁煙することが望まれます。

肺ガン検査

肺ガンは胸部のX線検査でもわかる時がありますが、更に詳しく検査を受けたいときはCT検査や喀痰の細胞診により更に診断の精度が上がります。またできれば喫煙指数(一日のタバコの本数と喫煙年数をかけたもの、つまり一日20本タバコを吸っている人が30年経つと喫煙指数は20×30=600となります)が600以上の愛煙家はCT検査による検査を受けられたほうが良いです。

胃がん検診

胃部X線検査

バリウムを内服して頂き、胃のレントゲン写真を撮影します。
胃疾患(胃がん、胃潰瘍)の早期発見に有用です。 胃ガンのスクリーニング、便潜血は大腸ガンのスクリーニングと考えてください。そのほかたくさんの胃や大腸の病気がありますが、ガンのようにすぐ治療を急ぐものは少ないです(ひどい症状があれば別ですが)。

胃部内視鏡

太さ9mm弱の内視鏡を口から挿入し、胃、食道、十二指腸粘膜を直接観察する検査で、バリウムでは発見しにくい、小さく凹凸に乏しい病変も発見できます。さらに異常が疑われた場合、生検(組織を採取する検査)を行うことも可能です。

乳がん検診

マンモグラフィ検査

専用の装置に乳房をはさんだ状態でX線撮影を行う検査で、特に石灰化を伴う病変の診断に適しています。

乳房超音波(エコー)検査

皮膚面から超音波を当て、乳房内を観察する検査で、腫瘤の検出に優れています。高濃度乳腺の方(若年者など)には特に推奨されます。

心電図検査

心臓の筋肉の異常、リズムの異常、伝導の異常を検出します。 狭心症、不整脈の診断に有用です。
心電図でわかる心臓の異常は主に、心肥大、不整脈、虚血性心疾患です。中でも虚血性心疾患といわれる動脈硬化が原因の心筋梗塞や狭心症は増加傾向にあり、しかも死に至ることのある怖い病気です。異常が認められたら、まずは病院を受診して精密検査を受けましょう。
糖尿病、高血圧、高脂血症があればなおさら虚血性心疾患の可能性が高くなります。
虚血性心疾患はセカセカして競争心が盛んで責任感が強く行動的な人がかかりやすいといわれています。

呼吸機能検査

肺活量、1秒量などを測定します。
1秒量の低下はCOPDの存在が示唆されます。
※1秒量:息を深く吸い込んでから思いきり息を吐き出したとき、 最初の1秒間で吐き出せる息の量のこと。

以前は肺の検査といえば結核が主な病気でしたが近頃は肺ガン、肺気腫、慢性気管支炎など喫煙、大気汚染に由来する疾患が増えています。特に肺ガンは増加が著しく喫煙本数が多くて肺ガンが心配な人はヘリカルCTによる肺ガン検査をお勧めします。一般の胸部X線検査では肺の2/3程度しか見えず、小さな肺ガンは見えない可能性があります。
肺機能に異常が生じると、せき、息切れなどの症状が見られます。しかしこうした自覚症状が現れない場合もあるので、年に一回は検査を受けましょう。特に喫煙者は禁煙することが望まれます。

腹部超音波(エコー)検査

主に肝臓、胆のう、腎臓、すい臓の異常がわかります。 発見される病気の多くは胆のう胞、胆石、胆のうポリープ、腎結石などです。また、特に心配な病気としては肝臓ガン、腎臓ガン、胆のうガン、すい臓ガンなどがあります。
胆のう胞、腎のう胞、小さな胆のうポリープなどは年一回の経過観察でよいです。
胆石や腎結石は痛みを伴うことがあるのでそのときは自分が胆石や腎結石を持っていることを知っておくことで治療がスムーズに受けられます。

脳ドック

脳ドックでは、頭部MR検査(MRI、MRA)、頸動脈エコー、血液・尿検査を行います。
MR検査は、強い磁石と微弱な電波を利用した検査で、放射線被曝の心配はありません。
頭部検査の場合、15~20分ほど仰向けのまま動かないで頂き、CT検査と同様に円筒状の装置の中で撮影します。CTと異なり、骨に囲まれた部位でも鮮明な画像が得られますが、検査中に大きな音がします。
MR検査には、MRI検査とMRA検査があります。

MRI(磁気共鳴断層画像)検査

脳の断面画像を作成する検査で、脳血管障害、脳腫瘍、脳血管奇形など様々な病変が発見され、脳の萎縮の程度もわかります。

MRA(磁気共鳴血管造影)検査

造影剤を使わずに脳動脈を鮮明に画像化し、動脈硬化の程度、狭窄や閉塞の有無、くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤の有無などを判定します。

頸動脈超音波(エコー)

頸部に超音波をあててみることで、血流の速さや血管壁の厚さ、狭窄があるかどうかなどから、どのような血液の流れ方か、動脈硬化がどの程度かを把握することが可能です。頚動脈エコーによって動脈の最新の状態を知ることができます。
頭部MRI、MRA検査を行うことができない方
  • ペースメーカーや人工内耳など、体内電子機器のある方
  • 高度の閉所恐怖症の方
  • 体内に磁性体金属が埋め込まれている方(チタン、プラチナ、金は検査可能)
  • 妊娠している方
  • 血管内ステントを留置後間もない方
  • 1970年以前に心臓人工弁置換術をされている方
  • 入れ墨やアートメイクのある方
  • 磁石部分が奪着不可能な義歯を装着している方

子宮頸がん検診

専用ブラシで子宮頸部粘膜を擦過して細胞を採取し、顕微鏡で悪性度を判定します。
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