理学療法士

Message 01

衣笠病院

理学療法士

自分たちの手で「人に変化をもたらす」仕事

衣笠病院グループを選んだ理由を教えてください

好きなスポーツはバスケットボール。小学生の頃から打ち込んできて、当然ですが、何度かケガをすることもありました。その時に理学療法士さんにお世話になった記憶がずっと残っていて、次第に目指す職業になっていきました。「人のためになる仕事」「対人の仕事」が自分には向いていると思っていましたからね。衣笠病院に決めた理由は2つ。ひとつは、横須賀出身なので地元で働いて、地元に貢献したかったから。もうひとつは、総合病院なのでさまざまな症例に携わることができると考えたからです。あとは、職場の雰囲気が良く、患者さん一人ひとりの情報を他職種間でスムーズに共有できている部分も好印象でしたね。

やりがいや喜びは何ですか？

最初は車椅子だった患者さんがだんだんと歩けるようになり、自宅で生活できるまでに回復した時ですね。また、そこまで大きな回復じゃなくても、例えば、寝たきりの患者さんの姿勢をちょっと調整するだけで「呼吸が楽になったよ」と言ってもらえるケースもあります。理学療法士は「自分たちが手を加えることで、人に変化をもたらす」仕事です。私が勉強すれば勉強した分、成長すれば成長した分、目に見えて患者さんの変化につながっていくことにやりがいを感じています。

将来の夢はありますか？

新卒で入職し3年目になりますが、ずっと回復期の病棟で働いています。ですので、そろそろ別の病棟やグループ内の他の施設でも経験を積んでみたいですね。特に今は、訪問リハビリに興味があります。

最後に就職を希望される方へのメッセージをお願いします

経験の浅い理学療法士さんはどうしても、教科書通りのリハビリ＝良いリハビリだと思い込んでいます。つまり、患者さんに“正常な動き”を求めたリハビリをしてしまうんですね。しかし実際の現場では、それが患者さんのストレスになることがあるんです。「妥協することも大事だよ」。これは私が1年目の時に、尊敬する先輩からいただいたアドバイス。ここで言う「妥協」とは「患者さんのアイデンティティを尊重する」という意味です。痛みや筋力から考えるのではなく、患者さんの性格や生活背景に寄り添った上で、無理なくできる範囲の中での最適なリハビリを考えていくということです。私も最近になってようやくこの意識がわかるようになってきて、より理学療法士の仕事が楽しくなってきたところですね。